我慢汁

ニートだって色々思ってる

誰もブログを見てない。見てくれ。

ブログは世界中に公開されるんじゃないんか?

誰も見とらん。

ワシの事を誰も見とらん。

結局ブログも実生活も同じなんか。

 

ワシは見られたい。

注目されたい。

世の中からキャーキャー言われたい。

 

町を歩けばサインを求められるような

声を掛ければ股を濡らすような

そんな男になりたいんじゃ!

 

 

ワシが考えとるほどブログは甘い世界じゃない。

そんな事は何となしに分かっとった。

ワシは分かっとったよ。

 

 

でもここからじゃ!

ここからワシの大躍進は始まるんじゃ!

 

令和になるまでに、いや令和のうちに手をつないでみたい。

50歳くらいまでの女と手をつないでみたい。

 

もちろん若ければ若い方がええ。

じゃけどワシもようわかっとる。

それは無理じゃと。

 

下手すりゃ通報もんじゃと。

 

 

少々シワがあっても構わん。

ワシだって髪が薄いんじゃ。

イーブンじゃ!

 

本音はぶっかけてみたい。

でもワシは紳士じゃけ。最初に手をつないでみたい。

手を繋いで町を歩くんじゃ。

 

おっと車道は危ないど!なんて言いながらワシが車道側を歩くんじゃ。

 

シワがあってもええ。

ほうれい線が深くてもええ。

手をつなげればそれでええ。

 

 

茶店なんかに入ってケーキを注文したい。

イチゴじゃない。

ワシはティラミスを頼むんじゃ。

 

わっ!尚ちゃん物知りね!なんて言われながらワシはシワもぐれの女にティラミスを差し出して珈琲を飲む。

そんな映画みたいなデートをしたいと思っとる。

 

 

じゃけど出会いが問題じゃ。

なんぼシワもぐれじゃ言うても出会いがないとスタートラインにすら立ってない。

 

ただでさえ禿げぎみな頭髪のおかげで、スタートラインから大きく後退しとる。

頭髪と同じじゃ。

 

なんぞ女と出会いう方法はないかと考えるが、40年近く出会えてないワシにはよう分からん。

女と話すのはコンビニくらいじゃけど、あれはいけん。

 

あからさますぎる。

あのコンビニの店員はワシの事を気持ち悪いと思っとる。

 

近いだけで何のとがった特徴もないコンビニのくせしやがって、ワシを汚い物を見る目で凝視してくる。

そのくせ目を合わせるとそらしよる。

 

最初は好意だと思った。

あの女共はワシに惚れとるんかと。

 

でも気付いた。

あれは軽蔑の視線じゃ。

 

ワシはいじめられとったから分かるんじゃ。

女じゃったから違うとも思ったが、あれは敵意を持った同じ目をしとる。

 

 

何でワシは嫌われるんじゃろうか。

婆ちゃんはワシのことを可愛い可愛い言うてくれた。

 

じゃけど婆ちゃんくらいじゃ。

ワシを褒めてくれたんは。

 

母ちゃんも優しい。

ワシに小遣いもくれるし飯も作ってくれる。

 

父ちゃんは諦めとるような感じじゃ。

それも仕方がない。

今もワシを見て期待してくれ言うほうが無理じゃ。

 

ワシは駄目な息子かもしれん。

じゃけどワシは家族のことは好きじゃ。

期待されてないと分かっても父ちゃんのことも好きじゃ。

 

いつかワシが金持ちになったら。

ブログで大金持ちになったら、全部家族にあげてもいい。

ヘルス代を残してくれたら、後は好きに使っても構わん。

 

尚!いっつもありがとの!

ええんじゃ父ちゃん!指名もせえ!ほしかったらパンティオプションもつけてええど!

 

そんな普通の会話ができるような日は来るんじゃろうか。

誰もブログを見とらんけ予定が狂いそうじゃ。

 

 

でも他に方法がない。

ワシは他人とうまくやる自信がないけブログで稼ぐしかないんじゃ。

 

令和まで近づいとる。

足音が聞こえる距離に令和が迫ってきとる。

 

くそおおおおおおおおおおおお

くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお